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ママ炊いて!!
2014.08.26
子供のころ、実家のお風呂は、お台所側から木を焼べて、
お風呂の湯船に張られた水を炊いて沸かすものでした。
お風呂場は、細かなタイルで出来ていて、湯船の中には階段があり、
私たち小さかった子供でも、容易に中に入ることが出来ました。
2段の段差を降りた湯船の底には、蟹と貝のタイルが敷かれていて、上から覗くと、そこはさながら海の底でした。
父は、会社をほぼ夕刻の6時前には帰ってきて、妹や私と一緒にお風呂に入りました。
母は、台所で、夕食の支度をしながら、お風呂番。
冬の寒い時には、たぶんすぐにお湯の温度は下がってしまい、
妹と一緒にエコーの効いたお風呂で声を張り上げます。
「ママ、炊いて〜!!」
すると、竃に火が焼べられて、お風呂はゆらゆら温かくなるのです。
今は、そうそう停電の心配は無くなったけれど、いざそうなれば、我が家のお風呂は温まることはありません。
綺麗なパウダールームも無いけれど、大好きだったあのお風呂
あのお風呂は、風情があって、停電しようとも、外からの懐中電灯の明かりの中、
わたしも妹も、きゃあ、きゃあ、言いながら入ることが出来ました。
何せ、「ママ、炊いて〜!!」といえば、
すぐに温まる魔法のお風呂なのですから(笑)
お風呂の湯船に張られた水を炊いて沸かすものでした。
お風呂場は、細かなタイルで出来ていて、湯船の中には階段があり、
私たち小さかった子供でも、容易に中に入ることが出来ました。
2段の段差を降りた湯船の底には、蟹と貝のタイルが敷かれていて、上から覗くと、そこはさながら海の底でした。
父は、会社をほぼ夕刻の6時前には帰ってきて、妹や私と一緒にお風呂に入りました。
母は、台所で、夕食の支度をしながら、お風呂番。
冬の寒い時には、たぶんすぐにお湯の温度は下がってしまい、
妹と一緒にエコーの効いたお風呂で声を張り上げます。
「ママ、炊いて〜!!」
すると、竃に火が焼べられて、お風呂はゆらゆら温かくなるのです。
今は、そうそう停電の心配は無くなったけれど、いざそうなれば、我が家のお風呂は温まることはありません。
綺麗なパウダールームも無いけれど、大好きだったあのお風呂
あのお風呂は、風情があって、停電しようとも、外からの懐中電灯の明かりの中、
わたしも妹も、きゃあ、きゃあ、言いながら入ることが出来ました。
何せ、「ママ、炊いて〜!!」といえば、
すぐに温まる魔法のお風呂なのですから(笑)