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津市の地図
2015.10.18
津市に老舗のお菓子屋さんのひとつ、平治煎餅のお菓子を頂きました。お菓子の包装紙が面白かったので、パチリ。津市が戦争で焼ける前の地図のようです。今のお城の近く、市役所の辺りには、師範学校と書かれています。これは今の三重大学教育学部の前身で、主人の父はここで爆撃にあったと言っていました。
包装紙には今は無い線路が書かれていて、江戸橋駅から今のマリーナの方に続いています。免許を取り立ての頃、ドキドキして走った近鉄道路は、この路線の名残のようです。
その先、包装紙は途切れていますが、右下にある三重高等農林学校とあるのが、今の三重大学農学部、すなわち生物資源学部の前身です。わたしの父はここで農産製造学という学問を学んでいました。
さて、ラグビー熱の日本ですが、わたしが物心ついたころから毎年、我が家ではテレビの大学ラグビー、社会人との日本一決定戦などか付いていました。父は熱心なラグビーファンで、父いわく、サッカーよりもわかりやすくて面白い。と言いました。ラグビーが、サッカーの陰に追いやられるのを、真剣に憂いて、熱く語っていたのを思い出します。
因みに、この地図の上の三重高等農林学校にもラグビー部があったようです。戦後、まだまた食糧難のころで、勝利の商品は米俵だった時もあったようで、応援する父たちは、死ぬ気でいけー、米俵の為やーと、叫んで応援したと言います。
高等農林学校には、もと海軍兵学校上がり、つまり時が違えば、特攻隊になっていたかもという、知力だけでなく体力もまた屈強な方がたくさんみえて、なかなか強いチームだったと言います。そういえば、靴の代わりに、ラグビーボールを両足に履いているそんな一風変わったご友人の写真も見た記憶があります。いずれにせよ、まだまだ貧しかった日本の時代のお話しです。
ラグビー熱の復活は、きっと父も喜んでいるだろうと思うのです。
