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この父の娘に生まれてよかった
2016.07.06
藤沢周平さんのドラマを見ました。
原作は娘さんの遠藤展子さん。
子どものころの自分と家族の日常が描かれた物語は、愛に溢れていました。つうがいちばんと、原稿用紙に藤沢周平さんの言葉が書かれた昭和の小さな家。
物語は、ふつうの幸せがいかに大切かと私たちに投げかけるけれど、ちょうど同じくらい時代に育ったわたしは、このふつうこそ、この幸せこそ、戦後の昭和の憲法の下に約束されたものと、また改めて認識させられました。
この週末にはいよいよ選挙です。安倍内閣の本意の語られない選挙戦。胡乱な安倍首相の瞳の向こう側には、憲法改正を我が物にしようという魂胆が見え隠れしている気がします。私たちの子どものために、保育所の拡充を図ることもせず、私たちの子どもを戦争の恐怖にさらすことに、なんの胸の痛みも感じない。この先の日本の歩みに、心底恐怖を感じます。
夏の暑い日には、冷房の効いた部屋で、冬の寒い日には、暖房の効いた部屋で、靴の沈み込むような絨毯のうえで、ただ命令を出せば、子どもたちを戦火の中に追いやることに、なんの痛みも感じてないのでしょうか。
18歳からの選挙。若い人たちは、自分たちの未来をしっかり見据えて、私たちの母親は、子どもたちの平和な未来をしっかり見据えて、この週末の選挙に臨むべきです。