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森のくまさん
2017.01.19
ロンドンの森の中にいるお洒落な熊さん。パディントン。
子供の頃によく歌った歌は幾つかあります。今の時期なら、「雪やこんこ あられやこんこ」「垣根の垣根の曲がり角」そしてこの「ある日森の中くまさんに出会った」というのもその一つ。
今の時代、くまのニュースで脅かされて、そんな熊は存在しないけれど、私は当時はとても好きな歌でした。歌いながら、頭の中でくまさんと踊って、そして「てぶくろ」という童話を思い出したりもしました。胸の温まる曲です。
さて、その曲が著作権で揺れている。お笑いの芸人が茶化したパロディーを作って売り出したというけれど、その内容を聞いて、悲しくなりました。
本来の歌は、優しいメロディーと共に、子供に夢を与えるもの。作詞家にとって、歌詞は自分の子供のようなものです。例えば、自分のかわいい子供の写真に、ゲジゲジ眉毛や鼻毛を書かれていたらどうですか?悲しくなりませんか?
私の中では、そんなイメージです。
曲のイメージ、アメリカ民謡を心に思いながら、温かな愛情で作られた曲を、下品に汚すような歌詞で歌うのは、早く取り下げて、謝罪すべきと私は思います。