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いちご
2011.09.14

懐かしい香りやん。
わたしが小学生のころ、香り付きのノートや消しゴムが流行りました。
まだ今のように、大型ショッピングセンターが無かった時代、
街の商店街は、賑わいに溢れ、多くのお客さんが行きかっていました。
商店街には、わたしや妹の目を惹き、心を奪う玩具店や文具店があり、
父と母に連れられて出かけたときは、横目でそれらのお店を追いました(笑)
玩具店の前には、子供が群がり、電池でワンワンと鳴く犬のおもちゃが、店先の一角で、
可愛い舌を出して歩いていました。
文具店には、眼の中に星の入ったような女の子の表紙のノート、
カラフルな缶ケースに入れられた、12色、18色、24色、そして憧れの34色の色鉛筆もありました(笑)
そんなあのころに、まさにわたしたちの間に、彗星のごとく(?)登場したのが、
香り付きのノートや鉛筆、消しゴム。
ノートは、いちごの模様やメロンの模様が印刷されて、その絵の部分をちょちょっと爪で優しく引っかくと、
不思議に香りがするのです(笑)
今考えたら、それが本当にいちごなの?めろんなの?といえば、ちょっと違う香りかもしれないけれど、
香り付きの文具は画期的です!
母のご機嫌の良い時に、文具店で買ってもらったノートを持って、学校に早速出かけます。
「○○ちゃん、これいちごの匂いするんやに」
「うっそ~。ええなぁ。このメモ帳一枚と交換して~」と差し出されたのは、アドちゃんのメモ帳。
これも一世を風靡した水森亜土さんのメモ帳は、可愛いイラストが描かれていて、魅力的でした。
「いいよ~。」
「はい。」
と、学校の授業の合間のお休み時間は、さながらちょっとした社交の場でした(笑)
家に帰って、引き出しの中に、何に使うでもないのに、長い間大切に
それらのたからものは、社交のしるしとして、置かれていました。
妹に「一枚あげよか。」と、おねえちゃんぶりを発揮したりして(笑)
先日母の所で、思わず独り占めして持ち帰った「シナモンちゃんのトイレットペーパー」
これが懐かしい香りがして、
リラちゃんのう○ちを片付ける際に、思わず香りを(ペーパーの!)楽しむわたしです(笑)