盗られたりんごたち

What’s new Lila
盗られたりんごたち

2014.08.01

ふぞろいのりんごたち
そんな題名のドラマがありました。

サザンの懐かしいメロディーと共に始まるドラマは、私たちの青春のあかしのようなドラマでした。

さて、ふぞろいの…では無いけれど、母の庭に、りんごの果実がたわわに実りました。

こんな暑い日に、あんな立派に育ったのは、母云く、
「お野菜にすっごくイイっていう液肥あげたのよ」

凄いねー！と、帰って来たのが３日前。
ところがその翌日、朝早く電話があって、母云く。
「くうちゃん、昨日って、りんごいくつあった？」
「え？いくつって、５つか６つかな」
と、わたし。

母、「そうやろ。それが、朝起きたら２個しか無いの！」
わたし、「え？取られた？？」
母、「こんな朝早く、誰が取んの？」
わからんけど、気持ち悪いな。と、わたし。

で、その日の夜更け。
母からのだダークな声の電話
母、「くうちゃん、、あのさ」
わたし、「どうした？？なんかあった？？」
母、「わかったわ。りんご取った奴」
わたし、「え！誰が！」
母、「カラス！」

取られたりんごは、みな綺麗に付け根から捥いであったらしく、
まさかこんなに綺麗に取れるの、猿くらいしか無いん違う？と、話していたから、ビックリ！
カラスが、残り２個を、いままさに捥がんとしたところを、母がたまたま目撃したらしく、
「お母さん、もう残り取ってしまいなよ。明日の朝には、確実に０になるよ」

と、いうことで、器用なカラス。
実が大きくなるのを、ゆっくり待っていたのでしょうか。
憎っくきカラス、されど賢しカラスです（笑）

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