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些細な幸せの積み重ね
2014.08.25
この写真は、父が描いた絵。
雷電は、学徒動員の際、工場で組み立てを手伝わされたという戦闘機です。
昭和19年と言いますから、父が16歳のとき。
永遠の0という映画を観ました。
昭和16年から物語が始まるこの映画も、その零戦と言われる戦闘機に乗った人物を主人公に描かれます。
腰抜け、臆病者と呼ばれた自分の祖父の人生を、二人の孫が辿って行くというストーリーは、
瞼が腫れ上がるくらい涙が出ました。
お国の為にと言われた時代に、実はどれほど勇気ある行動をとった人物であったかと、
自分の祖父を誇りに思い、また自分自身も成長して行く様を描いています。
先日、浅井慎平さんが、どなただったか(忘れてしまいました)の言葉を引用され、
国家の為に命を犠牲にしてというけれど、人が尊い命を犠牲にしてまで守り抜く国家が本当にあるのかと。
私たちは、些細な小さなことに幸せを感じます。
たとえば、好きなひとが出来たとき。
子供が歩いたとき。
愛犬が、玄関に迎えにくる瞬間。
子供たちの入学。
・・・
その小さな一つ一つの積み重ねが、幸せと心の底から感じる瞬間なら、
その小さな幸せの為に、たとえ腰抜けと言われても、
生きよう。
生きなさい。
と思う、主人公の姿勢は、今の社会に、今の私たちに、いちばん必要なのに!
と、思いを投げかけます。
政治の魂胆の中に、曖昧に騙されて、ひとつひとつは小さくても、
ひとりひとりにとっては、かけがえの無い命を粗末にされない為に、
今の安倍政権の政治には、断固わたしはNO!と言いたいと思います。