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桜咲く
2018.04.04
自宅の本箱を片付けていました。
懐かしい写真を詰めたアルバムや、捨てられなくて残したままの絵本。
子供達の学生の頃のスケッチブック
息子が買ってくれた本
娘からのプレゼントの詩集
父から受け継いだ司馬遼太郎(空海の風景は難解!)
結局、捨てるものは殆どなく、拭き掃除して終わり、涙
さてそんな中に、古い雑誌を発見。
2009年とあり、今から9年前。
VOGUEというこの雑誌は、ファッションの最先端を常に行く雑誌で、私のお気に入り。
当時の流行を思い返すのも楽しいものと、捨てる前に中を再読。
その中でふと目を引いた広告。
伊勢丹百貨店の広告。
思えば偶然にもこの雑誌は4月号。
伊勢丹のそれには、
桜咲く桜の
山の桜花
咲く桜あり
舞う桜あり
桜だらけの衣装に身を包んだモデルさんの写真の上に、桜色の文字で書かれています。
ネット検索してみると、これは短歌ではなく早口言葉だとか。
でも私には、短歌にしか思えない。
何故なら、偕楽公園は、例年以上に一斉に花が咲き誇り、公園を通り抜ける時は、頭の中も心の中も、まさに桜色の心地。
もし短歌を詠むなら、季語も風流も所作もそっちのけで、桜、桜と言い続けたいから。
今日通ったら、今日の一陣の風に煽られ、花も僅かに。
桜咲く 公園の春の桜花
散る桜あり 舞う桜あり
そういえば9年前なら、まだ父は生きてたっけ!この時の桜は、父も愛でていたかな。
懐かしい。ちょっと泣ける。。。