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年齢確認
2018.07.04
今朝の番組で、コンビニの年齢確認について話していました。
私が子供の頃は、父が飲むビールは、馴染みの酒屋さんが毎月、大きなプラのケースに入った瓶ビールを届けて下さっていました。
父のビールは、いわゆる小瓶。毎日、仕事が終わるとキッチンのテーブルについて、母の手料理を食べながら、その日1日の出来事や、私たち子供のこと、母の1日のことを、ビールを飲みながら、話し、聞いていたのを思い出します。
さて時代は変わって、ビールもコンビニで気軽に買う時代。
あの赤や黄色のビールのケースも、家に中から消え、ビールも瓶より缶の主流になりつつあります。
で、今朝のニュースは、あのコンビニの年齢確認は、おじいちゃんでも、毎日の常連様でも必要なの?
というお話でした。
「画面の前の年齢確認のボタンを押してください」というやつ。
私ももちろん毎回何も考えずポチッと致します。
そしてこの瞬間、私は毎回別のことを思い出します。
娘がイギリス留学の時、ワインを買いに出かけて断られたと言うのです。
彼女の当時の年齢は24歳。けれど、日本人は小柄で童顔。どうしても向こうの方には、未成年に見えるようです。ちょっとしたスーパーへの買い物には、もちろん、パスポートは持ってゆきません。
「君には売れないよ」インド系の目のくりっと大きな、体も大きな男性店員はそう言うのだそうです。
悔しい思いをした娘に、私は言いました。免許証見せてあげれば?
翌日、また同じ店員さんに、同じように拒否された娘は、免許証を。。
ところが、日本の免許証って、生年月日が漢字の和暦で書かれているようで、
「何のことだかわからないよ」と、両手を上げて言ったそうです。
もう一つは、友人のお母さんのお話し。
一緒にコンビニにお買い物に出かけたそうです。
私の友人は、まだお買い物をしていたのだけど、レジが少し混み合って、お母さんの順番が回ってきていたそうです。店員さんは、お母さんに何かをしきりに話しかけている様子。
「画面の年齢確認のボタンを押してください」
お母さん:「???」
店員さん:「よろしければ、年齢確認のボタンを押してください」
お母さん:「???」
お母さんの後ろに待っている方の列は広がって・・・
私の友人が慌てて、代わりに年齢確認ボタンをチェック。
するとお母さん
「今は便利なんやね。前に立っただけで、お母さんの年齢わかるの?」
何とも心の和むお話し。
娘の件も、若く見えたと前向きに解釈して、
私も毎回、同じお店でポチッとしています。